りなっくすとらずぱい!

Raspberry Pi初心者に向けた各コマンドの説明、プログラムの作り方について紹介しています!

Raspberry Pi 4のスペック・3との比較・所感などまとめました。

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速報

(2019年11月27日追記) ついに各所でRaspberry Pi 4が購入できるようになり始めました!!

海外版で報告されている電源周りの不具合もRSコンポーネンツから購入できるRaspberry Piに関してすでに修正されているようです!!

リンク先でも追記していますが、RSが日本での総代理店となっているようなので、各所から購入しても修正版となっているようです。

Amazonからでも現在購入できるようになりました。

(2019年11月19日追記) 共立電子よりオンラインショップでの予約受付がついに始まりました!(4GBモデルのみ) 発売開始が11月下旬となっているので11月中か、12月頭には手元に届きそうですね!

(2019年11月12日追記) 国内の総輸入代理店のRSコンポーネンツのTwitter上の情報ですが、国内で入手できるまでもう少しだそうです!

(2019年09月27日追記) Raspberry Pi 4 の技適マークの取得が2019年09月04日に完了したようです。もうすぐ発売となるかもしれません!

該当ツイートのリンク先が見れなくなっていますが、総務省HP(以下リンク)から検索することができます。

https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=js01

型式又は名称の部分にRaspberry Piと入力すると表示されます。

(上のリンクも見れない場合は、https://www.tele.soumu.go.jp/index.htm から検索・統計 > 技術基準適合証明等を受けた機器の検索 > (1)技術基準適合証明等を受けた機器の検索で表示される画面で、型式又は名称の部分にRaspberry Piと入力すると表示されます。)


2019年6月24日、Raspberry Piの最新モデルであるRaspberry Pi 4 Model Bが発表されました😎

この記事では各スペックとRaspberry Pi 3との比較や入手方法(現在は日本国内では入手不可)などについてまとめていきます。

スペックまとめ

以下、公式サイトから拾うことのできる情報です。ページもかっこいい見た目になっているので一見の価値ありです!

項目 Raspi4 Raspi3
CPU Cortex-A72 (ARM v8) 64-bit @ 1.5GHz Cortex-A53 (ARMv8) 64-bit @ 1.4GHz
メモリ 1GB / 2GB / 4GB LPDDR4 1GB LPDDR2
USB 3 2個 なし
USB 2 2個 4個
HDMI端子 2個(micro-HDMI) 4K出力可 1個(タイプA)
電源 5V/3A type-C 5V/2.5A micro-B
  • GPIOピンイヤホンジャック
  • ディスプレイジャック
  • カメラジャック
  • SDカードスロット
  • Bluetooth(4.2)

に関してはそのままのようです。

Raspberry Pi 3などで使用していたタッチディスプレイやカメラはそのまま使い続けることができそうですね。

どうでもいい話ですが、3B+あたりから基板表面に実装されている部品やシルクが激減して基板萌えとしてはちょっと悲しいです。。(笑)

各スペックについて

CPU

Cortex-A53からCortex-A72にグレードアップされています。クロック数も少しパワーアップし性能向上しています。自分はあまりデスクトップ版で使ったことないので参考となりそうな情報を提供できないのですが、以下の動画を見てみる感じYoutubeを再生するのはかなりサクサク動いているようです。動画の方も「デスクトップ版はかなりヌルサクに動いていてWEBブラウジングなどは安価なPCに匹敵できる性能」(12:32)と言っています。

ブラウザを立ち上げてYoutubeを再生するあたりから動画が始まります。動画の前半部分ではRaspberry Pi 4の外観などについて実物を見ながら紹介しているので、英語ですが見てみると面白いかもしれません。

RAM(メモリ)

私個人的な一番の驚きのポイントはメモリの大きさを選択可能になったことです。単純にメモリを2GBにあげるだけではなく今まで通りの1GBの(安価な)選択肢を残しておいてくれるのはさすが!と思います。

RAMの種類もDDR2からDDR4に新しくなっているので転送速度が大幅に上がっています。そのため単純に1GBのRaspberry Pi 3と比較しても4のほうがより優等生になります。

簡単なプログラムを動かしたり、ちょっとしたAPIサーバーを動かすだけであれば1GBのメモリでも十分運用可能なのですが、4GBまでアップグレードすれば、Blenderのような3Dグラフィクスを扱うソフトもギリギリ使えたりするのかな、と思っています。SoC外のGPUがない時点でMinimum Requirementsに到達できてないのですが、入手した際にはぜひ使ってみようかと思います。

HDMI端子

端子の数が2個に増え、4K出力が可能となりました。

一方で端子の形が小さく(Micro HDMIに)なってしまったので、今まで使っていたHDMI端子をそのまま使用することができなくなってしまいました。新たにケーブルを購入するか、変換端子をかませる必要があります。普通のゲーム機やPCで使っているHDMI端子のものが使うことができなくなってしまったので、新たにRaspberry Pi始めようという方には初期費用がアップしてしまいますね。

SoC外のGPUもないRaspberry Piの性能で4K動画をカクカクせずに再生できるのかちょっと疑問ですが入手次第試してみたいです。

電源

電源に使用しているポートの端子がMicro-BがらType-Cに変更となりました。世の中の流れに乗っかってやはり変わってきましたね!この辺は私も予測していました。これも端子が変わってしまうのでアイテムをそろえなおさなければなりませんが、Type-Cの変換端子は100均でも売っているので何とかなるでしょう。

価格について

希望小売価格に関しては昔のモデルから一貫して、$35に設定されています。ここに各手間賃が乗っかり、日本国内だとおそらく5500~円ぐらいで販売されると思われます。国内販売開始直後は流通量も少ないのでもう少し高くなってしまうかもしれません。。

英国内で販売されている価格(PIMORONI)を見てみると、以下のような感じになっています。

RAM GBP JPY(約)
1GB £34 ¥4700
2GB £44 ¥6000
4GB £54 ¥7400

一番大きな4GBモデルだと約7400円となります。結構高価になってしまいますね!デスクトップ使用でYoutubeとかもみたい!という場合にはとてもお勧めになりますが、ちょっとしたプログラムやサーバーを動かすだけであれば1GBでも、十分実用的です。メモリは多いに越したとはないので金銭的に余裕があるのであれば最上位を購入することをお勧めします。

ちなみに私は使う予定もないのですがいつも最新モデルが出るたびに購入しているので国内発売と同時に購入します。デスクトップ版も使ってみたいので4GBを選ぶと思います😂😂

Amazonからでも2019年12月現在購入できるようになっていますが 、おおよそ金額の予想は当たっていました!(笑)

(直販だともう少し安いですがいずれ落ち着くでしょう)

ケースについて

GPIOピンなどの外部端子部分の変更は、HDMI端子の部分を除いて変更はないようです。だたHDMI端子が一つ増えたことによって、既存のRaspberry Pi 3などのケースはそのままでは使用することができなくなってしまいました。。。ちょっと残念ですが既存のものでも穴を開けるなどすれば使えそうです(笑)

すでにケースは公式で新しく作成されているようです。Amazonからも入手可能になっています。

現時点では日本では購入不可か

2019年11月下旬から日本でも各店で購入可能となっています。

公式ページから各国の販売店を検索することができるようになっているのですが、残念ながら日本の販売店はまだ登録されていません。かつGlobal Sallerの部分にもまだ何もないので日本国内で購入することは現時点では不可能なようです。

日本国内で販売・使用するための最大の問題点が技適などの各種認証をパスしているかどうか、になってくると思うのですが、ほかのRaspberry Piを販売しているスイッチサイエンスさんのほうではすでに仮ページを作成されているので、販売可能となればこちらから購入できそうです!!

入荷通知設定も可能なので最速で入手したい方は登録しておきましょう。

最後に

以上がざっくりとしたまとめと比較です。メモリの大きさを選択することができるようになったので、できることの幅が今まで以上に広がるように思います。

個人的には4GBもあればデスクトップ版がもう少し快適に使うことができるようになるのでは?と思っているので早く手に取っていろいろと試してみたいです。各種編集ソフトなどが何とか使えるレベルにまで到達できているのか検証してみたいです。

VSCodeGIMPなどが満足に使えるか今後記事にしていきますのでお楽しみに😃

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参考