りなっくすとらずぱい!

Raspberry Pi初心者に向けた各コマンドの説明、プログラムの作り方について紹介しています!

Raspberry Piを買ってまずやること (1 - OSをSDカードに書き込む)

こんにちは、たねやつです。

今回の記事から3記事ほどでRasbperry Piの初期設定と別のPCから接続ができるようにします!

まずはRasbperry Pi用の公式のOS、RaspbianをSDカードにインストールするところから始めていきます。

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前回の記事ではRasbperry Piの最新各機種の比較と周辺機器で必要なものの紹介を行いました。まだ手に入れていない場合は前回記事から読まれることをお勧めいたします!😎

OSの入ったSDカードの作成

公式サイトからOSを入手

まずはOSを入手します。OSといえばWindowsMac OSが有名かもしれませんが、Rasbperry Piで使用するOSはLinuxというものです。

Linuxの詳細な説明はここでは割愛しますが、Windowsなどとは異なり複数の団体がいろいろなLinuxのバージョンを公開しています。その一つにDebianというものがあり、それをさらにRasbperry Pi用に公式にカスタマイズされたOSがRaspbianというものです😊

以下のリンクにダウンロードリンクがあります。

このブログのもともとの趣旨として「Raspberry Piを活用しながらLinuxとコマンドライン操作に慣れていく」というものがあるので、GUIの付随しないものをダウンロードします。

リンク先の一番下にあるRaspbian Stretch Liteが今回使用するGUI無しのRaspbianとなります。StretchはDebianのバージョン名称となっています。次期バージョンではBusterになる予定です。

Download ZIPをクリックすることでダウンロードが開始します。300MBほどあるので気長に待ちます。。。あるいは次章のSDカードのフォーマットを進めておきましょう!

ダウンロードが完了したらZIPファイルを解凍してください。解凍されたフォルダ内に2018-04-18-raspbian-stretch-lite.imgという感じのファイルがあることを確認してください。

SDカードをフォーマット

他の機器で使用していたSDカードをRasbperry Pi用に使用するのに必要です。

OSのイメージをインストールするSDカードを真っ新な状態にします。正直OSのイメージを書く際に上書きされてしまうのですが一応万全を期して行っておきます。

PCにSDカードを差し込み各OSでのフォーマット用の手順を実行します。

WindowsであればマイコンピュータPCというフォルダを開くと接続されているSDカードが表示されます。そのアイコンを右クリックしてフォーマットを選択します。

SDカードの容量が本体記載のものより小さい場合は正しい容量を選択してからフォーマットを開始します。ほかのオプションは特に触る必要はありません。

完了したら次に進みます。

SDカードにOSを書き込む

ダウンロードしてきたOSのイメージをSDカードに書き込みます。ここもコマンドプロンプトなどを使用して進めることもできますが、PCやSSDのデータを間違えて上書きしてしまう可能性もありますので、無料のソフト(Win32 Disk Imager)を使用します。

以下のリンクからインストール用ファイルを入手します。緑色のDownloadというボタンをクリックして少し経つとダウンロードが開始します。

インストールが完了して立ち上げるとこんな感じの画面になります。

f:id:ibuquicallig:20190415211328p:plain

Image Fileの部分には先ほどダウンロードしたイメージファイルを選択します。右のフォルダのアイコンを押すとエクスプローラーで選択できます。

Deviceの部分にはPCに接続しているSDカードを選択します。選択ミスを防ぐために、OSをインストールするSDカード以外のデバイスはPCから外しておいたほうがよいでしょう。

上記2つの設定が完了したら下部のWriteボタンを押します。これも2-3分かかるので待ちます。

このソフトではSDカードのデータからイメージファイルを作成することもできるのでRasbperry Piのデータを丸ごとバックアップを取ることも可能です。(記事作成予定)

これでOSイメージの入ったSDカードの作成は完了しましたのでいよいよ起動してみましょう!

起動

準備

先ほど作成したSDカードをRasbperry Pi本体のSDカードスロットに差し込みます。Rasbperry Pi本体基板側にSDカードの端子部分が向かい合うように挿入します。(たまにミスります。。(笑))

次にHDMIケーブルとキーボードを接続します。Rasbperry Piを起動させてからHDMIケーブルを差し込んでもうまく反応しない場合が結構発生します。

Rasbperry Piを起動させる

最後にコンセントに接続したUSBケーブルをRaspberry Piに差し込みます。Zeroの場合はどちらに差し込んでも動作はしますが、CPUから遠いほうが電源用のUSBポートとなっています。(基板上の印字にもPWR(power)とあります)

何かしらのLEDが光り始めると電源供給はできています。3系の場合は赤色、Zero系の場合は緑色に光ります。

画面上にはRaspberry Piのロゴと文字列がバーっと表示されますが慌てずに止まるまで待ちます(;'∀') 書かれている内容は主にプロセスの起動と起動完了などのログです。

最後に以下のような感じの表示で止まると思います。

Raspbian GNU/Linux 9 raspberrypi tty1

raspberrypi login:

ここまで無事に表示されればOSのインストールと起動は成功です!お疲れさまでした。

最後に

今回はRaspberry Piでコマンドを実行するようなことはなかったのですが次回からはバリバリやっていきますので面白くなってくるかと思います!

まだ別のPCから操作することはできないのでHDMIケーブルなどは接続しておいてください😎

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