この記事ではapt-get remove
コマンドの基本的な使い方と例を記載しています。
コマンドについて
apt-get remove
で指定したパッケージを削除することができます。apt-get install
とは真逆のコマンドですね。特にオプションを指定しない場合はパッケージの設定ファイルは残ったままになります。設定ファイルとは、apache2
などで使用している/etc
内の.conf
ファイルなどです。
apt-get remove
install
コマンドと同じような使い方でapt-get remove [パッケージ名]
で指定したパッケージを削除します。インストール時と同じく管理者権限が必要となりますのでsudo
コマンドなどと一緒に使用します。
$ sudo apt-get remove vim Reading package lists... Done Building dependency tree Reading state information... Done The following package was automatically installed and is no longer required: vim-runtime Use 'sudo apt autoremove' to remove it. The following packages will be REMOVED: vim 0 upgraded, 0 newly installed, 1 to remove and 0 not upgraded. After this operation, 1,921 kB disk space will be freed. Do you want to continue? [Y/n] Y
これによりvim
がアンインストールされます。しかし/etc/vim
のような設定ファイルはそのまま保持されていますので、再びインストールしたときにはそのまま使用することができます。
--purge オプション
--purge
オプションを使用すると設定ファイルごとすべて削除します。おそらく再び使わないようなパッケージの場合コチラを使用してもいいかもしれません。
$ sudo apt-get remove --purge vim
apt-get autoremove
apt-get remove
とは少し違いますが、すでにどのパッケージからも必要とされていないパッケージを一括で削除するためのコマンドがapt-get autoremove
です。あるパッケージをアンインストールしたときに、そのパッケージしか使用していないパッケージの場合はこのコマンドでの削除候補に挙がってきます。
そのようなパッケージが発生している場合はapt
やapt-get
コマンドを使用したときに毎回表示されます。
$ sudo apt-get upgrade --assume-no ... The following package was automatically installed and is no longer required: vim-runtime Use 'sudo apt autoremove' to remove it. ...
apt autoremove
でもapt-get autoremove
でもどちらでもOKです!
参考
以下のサイトの情報を引用・参考にしました。