この記事ではapt-cache
コマンドの基本的な使い方と例を記載しています。
コマンドについて
取得している(キャッシュしている)パッケージリストに対して検索や一覧表示の操作を行うことができるコマンドです。
よく使う方法としては以下のsearch
コマンドですね!
apt-cache search [検索文字列]
指定した文字列でパッケージ名と説明文から検索して、一覧表示します。検索文字列には正規表現も使用可能です。複数単語で検索したいときにはそのまま半角スペースを空けて列挙すればOKです。
ファイルの書き込みなどを行わないコマンドなのでapt
系のコマンドですが管理者権限は必要としません。
例えば、wake-on-lan
を使うためのパッケージを探したいときにはこんな感じです。
$ apt-cache search wake on lan between - game about consciousness and isolation crossroads - open source load balance and fail over utility for TCP based services emacs-goodies-el - Miscellaneous add-ons for Emacs etherwake - tool to send magic Wake-on-LAN packets fusioninventory-for-glpi - FusionInventory Server embedded as a plugin into GLPI gwakeonlan - wakes up your machines using Wake on LAN shutdown-at-night - System to shut down clients at night, and wake them in the morning wakeonlan - Sends 'magic packets' to wake-on-LAN enabled ethernet adapters
説明文を見る感じ大体どれも目的に沿ったものが表示されていますね!
左側に表示されているのがパッケージ名なので、apt-get install
などで使用できます。
$ sudo apt-get install etherwake
ちなみに、wake-on-lan
を使用すると有線接続されている端末の電源を外部からオンにすることができます。私はetherwake
を使っています。
--names-only オプション
上記のオプションをつけないまま検索すると説明文からも検索してしまいます。もっと汎用性のある技術やパッケージの名前を含んでいると結果の一覧が膨大になり、探しにくくなります。
--names-only
または-n
オプションをつけることによって、検索対象をパッケージ名のみに絞り込むことができます。これでより対象のパッケージを見つけやすくなるかもしれません。
参考
以下のサイトの情報を引用・参考にしました。